オフィスの生産性を見直す
日本のホワイトカラーの生産性は、欧米のそれと比較して非常に低いとよく指摘されます。欧米では能力主義制度の徹底によってホワイトカラーの個々が「自己生産性を高めれば、金銭的にも自分の暮らしが豊かになる。」という認識の下で労働しているので、生産性の向上が可能になったというのが定説です。
また更に、総務・庶務・管理・企画などのホワイトカラーの生産性は直接部門の生産性と比較して立ち遅れているともよく言われています。
この根拠は… |
| (1) 事務系部門では「仕事の生産量」を計る尺度が不明確になり、生産性が変化しても顕著な数字としては表れにくい。 |
| (2) 生産性は製品原価そのものにかかわるという点から、1円単位で生産性向上に取り組んでいる生産現場と比較しても、事務系部門はコスト意識に乏しいといった事由が挙げられます。 |
|
ホワイトカラーは直接的に生産性が見えにくいからこそシビアな感覚が必要とされるものであって、決して生産性に対して無関心でいてよいということではありません。生産性向上とは個々が密度の濃い仕事をすることを意味し、それはすなわち、より少ない時間で今までと同じ仕事をする、あるいは今までと同じ時間でより多くの仕事をすることにほかなりません。生産性向上のためには社員のやる気をあてにするよりも業務の合理化や効率化をはかって実際の成果をあげさせ、社員を刺激する方がより効果的です。 |