■ 契約書作成の必要性
前述の通り、口約束でも契約は成立します。しかし、約束事が多い・履行期間が長い契約の場合は面倒がらずに契約書を作成したほうが良いでしょう。契約書を作成することによって次のような利点があります。
(1) 契約の証拠が残る(契約の成立およびその内容が明確となる)
(2) 人づてに伝わっても、内容がかわることがないので意思の伝達に優れている
(3) 人間の記憶とは異なり、時間がたっても確実にその内容が保たれる
(4) 契約当事者の履行基準となる
(5) 紛争が生じた場合の裁判所の判断基準となる |
契約書をつくりたいと切り出すと、相手方を信用していないように思われると考え、とかく「俺とお前の仲だから」といって契約書をかわさないケースがあります。しかし、契約書がないため、契約の相手方が契約どおり履行しなかったり、訴訟になって裁判手続上、契約(内容)の立証ができなかったらどうしますか?
契約書作成は、企業にとって、紛争予防上の点からみても重要で必要なことなのです。 |